民間建築工事復調の兆し鮮明【経産省】

◆建設活動指数が3か月連続の前月比プラスに!〜以下、経済産業省「METI Journal 」(6/5掲載)より抜粋を掲載致します〜

 2019年3月の建設業活動は、前月比0.3%と3か月連続の上昇、指数値は111.9と、昨年6月以来となる112台に近い水準にまで復帰した。
 動きの強さという面でもきわめて良い状態にある。継続性、強さの両面で、今後へのさらなる期待感を持たせる動きといえるだろう。
 ただ、本格的な復調という意味では、まだもう少し時間がかかるものと考えられる。

 最近の傾向値(後方3か月移動平均値)の推移をみると、速いテンポでの低落が続いていたが、1月の大幅上昇により上昇方向へ転じ、この流れが3月時点でも勢いを保ちつつ継続していることが確認できる。
 この基調変化が、今後もさらに継続し、底打ちから持ち直しの動きに変わってくるのか、来月以降の動きに注目したい。

民間発注工事3事業すべて上昇

 内訳5事業でみれば、すべての民間発注工事が前月比上昇となった。特に、民間建築活動の住宅、非住宅の双方とも3か月連続の前月比上昇と順調な動きが続いている。民間土木工事もこのところ不調だったが、この3月は前月比大幅上昇で、建設業活動全体の上昇度に対するインパクトは最も大きく、全体のけん引役となっている。

 民間建築活動分野では、住宅、非住宅双方ともこれまでにない明るさが明確なものとなった。
 公共工事では、建築工事(庁舎、学校、病院など)は前月比マイナス3.0%の低下、土木工事は前月比マイナス2.2%の低下と、ともに3か月ぶりの低下だった。とはいえ、3月の低下幅は2月の上昇幅よりも小さいものだったので、第1四半期通期では建築工事が前期比2.2%と4期ぶりの上昇、土木工事が前期比3.5%と7期ぶりの上昇、と久方ぶり上昇となっている。

全体としても下げ止まりの動き

 2019年3月の建設業活動は、約1年ぶりとなる3か月連続の前月比上昇、しかも1月、2月の強い上昇の動きにもかかわらず、3月微増ながらもプラス方向の動きを継続した。総じてみれば、先月2月段階では、弱含み推移の底がみえてきた動きにあった建設業活動全体の動きには、さらなる改善の動きや明るい兆しの鮮明化がみられる。